平成16年12月1日、犯罪被害者等の権利利益の保護を目的とする「犯罪被害者等基本法」(以下「基本法」という。)
が成立しました。この法律は、犯罪被害者等が再び平穏に過ごせるようになるための施策に関する基本理念を定め、国、地方公共団体及び国民の責務を明らかにしています。
 国は基本法に基づき「第3次犯罪被害者等基本計画」を策定し、11月25日から12月1日までを「犯罪被害者週間」と定め、犯罪被害者等に関する国民の理解の増進を図るため、この週間に合わせて啓発事業を集中的に展開することとしました。

令和2年度「県民のつどい」について

 秋田県においても、「第3次秋田県犯罪被害者等支援基本計画」に基づき、県民の皆さまに地域社会で犯罪被害者等を支えていくことの必要性について理解を深めていただくため、犯罪被害者週間「県民のつどい」を開催しています。

 令和2年度の「県民のつどい」は、11月28日に秋田市にぎわい交流館AUで開催しました。
 つどいでは、「命の大切さ学習教室」に参加した中学生・高校生を対象に募集した「命の大切さ学習教室作文コンクール」の表彰式と最優秀作品の朗読、秋田県警察音楽隊によるステージ演奏などを行いました。
 また、平成19年、長女を闇サイト「闇の職業安定所」を通じて集まった男3人に、金銭目的から通り魔的に拉致、殺害、遺棄された磯谷富美子さんが、「闇サイト殺人事件の被害者遺族となって」と題して講演しました。
 磯谷さんは、最愛の娘を殺害された心情、司法のあり方等を訴えました。

 今回、初めての取組として、犯罪被害者支援大学生」ボランティアと協力して「ホンデリング・プロジェクト」を実施しました。
 このプロジェクトは、読み終えて不要になった本を集め買取業者に送り、査定額を寄付するものです。
 210冊の本が集まり、査定額を公益社団法人全国被害者支援ネットワークに寄付しました。

 

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作文コンクール表彰式

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ホンデリング・プロジェクト

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