日本海中部地震(昭和58年5月26日) [237KB]
昭和58年5月26日、秋田県能代市沖約100kmの海底を震源とするマグニチュード7.7の地震が発生し、秋田県、青森県で震度5を記録しました。この地震による秋田県内の死者は83人で、その内訳は津波の犠牲が79人、倒壊物の下敷きが2人、ショック死が2人でした。
津波から身を守るためには
1 大きな揺れを感じたら津波に警戒しましょう
2 気象庁の津波情報をテレビ・ラジオ等から入手しましょう。
3 津波警報が発表されたらすぐに高台に避難しましょう。
4 近くに高台がない場合は、付近にある丈夫で高い建物の、より高い階に避難しましょう。
車を運転中に地震があったら
1 できる限り安全な方法で車を道路左側に停止させる
2 停止後はカーラジオ、携帯電話等により災害情報、交通情報を入手し、情報を元に周囲の状況に応じて行動する
3 引き続き車を運転するときは、道路の損壊、信号機の滅灯、道路の障害物などに十分注意する
4 車を置いて避難するときは、できるだけ道路外の場所に移動する
5 やむを得ず道路上に車を置いて避難するときは、道路の左側に寄せて駐車し、エンジンを切り、エンジンキーは付けたまま、窓は閉め、ドアロックはしないようにする
6 駐車する場所は、避難する人の通行や災害応急対策の妨げにならないところを選ぶ
日頃の備え・防災意識の高揚
【家庭内の防災意識の高揚】
・地震に備え、住んでいる地域の避難場所・避難ルートを確認する
・土砂崩れ、津波等の発生に伴う危険個所の把握
・地震等災害発生時の任務分担と避難のしかたを確認する
【環境整理】
・家屋内、自宅周辺を定期的に点検する
・家屋、家財道具の補強や転倒・落下防止の対策をとる
・避難経路確保のための環境整理を行う
【非常持出品の準備】
・懐中電灯、携帯ラジオ、水筒、救急医療用品、貴重品、非常食品等を準備する
・必要最小限の非常持出品を、普段からすぐに持ち出しできる場所に準備しておく